鉄分不足によって起こる鉄欠乏性貧血とは

鉄分不足によって起こる鉄欠乏性貧血とは

鉄分不足によって起こる鉄欠乏性貧血とは

 

鉄分不足によって起こる鉄欠乏性貧血とは

 

鉄分不足によって起こる鉄欠乏性貧血とは、鉄分が不足することによって血液の循環が悪くなり、様々な症状を起こすことです。

 

 

血液のしくみ

 

血液の中には栄養素と酸素が含まれています。
それらの成分を血液が赤い理由であるヘモグロビンが吸着して運びます。
ただヘモグロビンもただでは栄養素と酸素を吸着できないので、そこで鉄分がヘモグロビンと結びつく役割を担うことで全身に運ばれるのです。

 

 

脳が酸欠状態・栄養不足になる

 

しかし鉄分が不足すると、ヘモグロビンと栄養素と酸素の結びつきが弱くなって脳に運ばれなくなり、脳が一種の酸欠状態と栄養不足の状態となります。

 

その状態のままでは脳が危険と判断することで全身の神経に指令を出すことで、貧血の代表的なめまいや吐き気そして頭痛などが起きるのです。

 

 

サプリメントでの鉄分補給はあくまで補助

 

鉄分不足によって起こる鉄欠乏性貧血を解消するためには鉄分を補給することが絶対条件です。
その方法にサプリメントを飲むのも一つの方法です。
ただし、体に吸収できる量は決まっているので、サプリメントで取り過ぎると中毒を起こすリスクがあります。

 

そのためサプリメントはあくまで補助として使うだけにし、基本は食事で改善することが望ましいです。

 

 

鉄分を含む食材と吸収を促す食材と組み合わせる

 

鉄分を含む食材は主に肉や魚の赤身全般と緑黄色野菜に含まれています。
ただ鉄分はそのままでは吸収しづらいので、鉄分の吸収を促すビタミンB12や葉酸そしてビタミンCを含む食材と合わせると良いです。

 


ヘム鉄と非ヘム鉄について

ヘム鉄と非ヘム鉄について

 

食品中に含まれる鉄分には、ヘム鉄非ヘム鉄の2種類があります。

 

  • ヘム鉄

    動物性の食品に含まれる事が多いもので、科学的には二価鉄と呼ばれる
    ヘム鉄の吸収率は摂取量の15%

  • 非ヘム鉄

    植物性の食品に含まれる事が多く、化学的には三価鉄と呼ばれる
    非ヘム鉄の吸収率は摂取量の5%

 

 

鉄の吸収

 

鉄の吸収は小腸において行われますが、体内で鉄が存在する形は二価鉄のイオンであり、吸収時にもその状態である必要があります。
この為、それ自体が二価鉄である「ヘム鉄」とそうでは無い「非ヘム鉄」では、体内での吸収効率が異なります。

 

ヘム鉄が摂取量の15%程度であるのに対し、非ヘム鉄では5%程度と大きな違いがあります。
非ヘム鉄が体内で吸収される為には、二価鉄への還元反応を経る必要があります。

 

  • 吸収率を高める食品

    その際には、動物性蛋白質由来の酵素やビタミンCが還元物質として働く為、それらを多く含有する食品と鉄を多く含有する植物系の食品を合わせて摂ると、吸収率を高める事が可能になります。

  • 吸収の阻害要因となる食品

    穀物の表皮や胚芽部分に多く含まれるフィチン酸や、お茶に含まれるポリフェノールのように吸収の阻害要因となる物質も存在します。

 

 

鉄分補給はヘム鉄を

 

一般的な食事ではヘム鉄より非ヘム鉄の摂取量の方が多くなる為、鉄の補給という観点からは気に留めるべき点となります。

 

鉄を含有するサプリや医療機関で処方される事のある鉄剤においても両者の違いは意識されており、多くの場合は吸収効率を重視してヘム鉄を採用しています。

 


注意:鉄の摂りすぎはNG

 

鉄分は健やかなライフスタイルを維持する上で不可欠な栄養素です。
現代人が慢性的に摂取不足を起こしやすい栄養素でもありますので、意識的に鉄分が豊富な食べ物を選んでいかなければいけません。
スーパーマーケットに足を運んだ時も、鉄分が多く含まれた食べ物をメインにお買い物カゴに入れていきましょう。

 

 

鉄分を多く含む食材

 

例えば、牛肉のレバーや納豆、卵やハマグリや豚肉のレバー、鴨肉やシジミやパセリ、そしてヒジキなどの食べ物がオススメです。
いずれも食卓に取り入れやすい食べ物であり、毎日どれかの食材を使った食事を出せば、効率よく鉄分が得られます。

 

 

鉄分は摂りすぎには注意

 

ただ、過ぎたるは及ばざるが如しです。
適量であれば、動機や生理痛の予防、貧血の予防などに役立ちますが、必要以上に鉄を食べ物から補給してしまうと、今度はある種の中毒症状が出てきます。

 

突然の睡魔、意識がもうろうとする、下痢や嘔吐、消化不良、倦怠感などの症状が現れますので、いくら鉄分が大事とは言っても、毎食鉄が豊富な食べ物を食事に取り入れるのは、少しやり過ぎです。
毎日一食準備すれば十分、補給可能ですので、あくまで適量を意識しましょう。

 

身体が機械のように錆びてくる?

 

毎日欠かさずに摂り続けると、身体が機械のように錆びてくる等の意見もありますが、それは単なる迷信ですので、気にする必要はありません。